アレルギー性鼻炎
治療に関して 当院では内服治療、レーザー下甲介粘膜焼却術、そして舌下免疫療法を保険診療で行っております。ステロイド注射による治療は耳鼻咽喉科学会では副作用の観点から推奨されておらず、当院でも行っておりません。
アレルギー性鼻炎は透明鼻汁、鼻閉、くしゃみなどの症状が引き起こされる病気です。刺激になるアレルゲンが鼻粘膜から侵入し免疫反応が起こることにより引き起こされます。原因により通年性アレルギー性鼻炎(一年を通じて症状が出るタイプ)と季節性アレルギー性鼻炎(春だけなど一時的に症状が出るタイプ)に分かれます。症状及び診察時の鼻粘膜の腫脹を確認し診断します。採血によりIgE抗体を確認し原因を確認できます。
治療としてはまずは抗原の暴露を避けること、ダニHDなどによる通年性アレルギー性鼻炎にかんしては室内のこまめな掃除が重要です。季節性の場合には花粉を避けるためマスクの着用、メガネの着用も効果的です。薬物療法としては鼻汁、くしゃみに効果的な抗ヒスタミン剤、鼻閉に効果的なロイコトリエン拮抗薬、外用薬としてステロイド点鼻を使用します。小青竜湯も麻黄が含まれていますので効果的です。
唯一根本的な治療としてアレルゲン免疫療法があり注射による皮下免疫療法と薬を舌の下に入れる舌下免疫療法があります。当院では舌下免疫療法を行っています。
又レーザーによる下甲介粘膜焼却術も行っており初診3割負担で一万円程度の治療となります。